湯布院温泉
1,584メートル、聳え立つ由布岳のふもとにある由布院温泉は湯量に富み、湧出量は全国3位。年間400万人もの人が訪れ、温泉街としての地位を確立している。大分県由布市、標高450mにある風光明媚な山里に湧く温泉。かつて「別府十湯」のひとつとして数えられていたが、大正時代(1912-1926)に施行された行政区画の変更に伴い、温泉街として独立。独自の道を歩むことになる。
由布院には852本もの源泉があり、地元民たちは自宅のお風呂で温泉を楽しんでいる。公衆浴場は街のいたるところに点在、旅行者・住人を問わず人々の憩いの場となっており、心身ともにリフレッシュできる。この温泉には神経痛・筋肉痛・関節痛を和らげ、疲労回復を促す効果もある。
近くには、日本有数の巨大温泉地、別府温泉があるが、由布院は対照的にその落ち着いた環境・ゆったりした街の造りが人々に好評を得ている。自然に囲まれ、「別府の奥座敷」の異名を持つ。おしゃれなショップ、レストラン、ミュージアムが「湯の壺街道」の道沿いあちらこちらに、しかし整然と立ち並んでおり、特に若い女性からの支持が大きい。馬車に乗って街を散策するのも、この地ならではの楽しみ方だ。
歓楽街を廃した町並みは女性に人気がある。各宿泊施設はにぎやかな町並みから外れた周辺の川端や林の間、丘の上などに点在している。湯量が豊富で広い範囲で湯が湧くため、旅館が一箇所に集積する必要が少なかったことから、一軒の敷地も比較的広く、町の造りはゆったりとしている。しかも開発規制により高層の巨大旅館・ホテルもなく、田園的な名残を残している。リーズナブルな値段で入浴できる共同浴場も多い。金鱗湖脇には一般客も入浴できるシックな下ん湯がある。JR九州久大本線由布院駅から、すぐ。
夏になると由布院は「芸術の街」に。1976年に始まった湯布院映画祭は現在、日本で最も歴史ある映画祭。日本の名作映画を数多く上映。ゆふいん音楽祭はクラシック音楽の演奏を中心とした、4日間のイベント。美術館や民芸村もある。
由布院温泉へは、JR特急ゆふを利用。博多駅から2時間10分、大分駅から45分、由布院駅下車。別府駅から高速バスも走っており、所要時間50分。
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