城崎温泉
 兵庫県の日本海側に面する城崎温泉は、小さな街だが、温泉寺を創建した道智上人により、西暦720年に温泉が開かれたとされる温泉街で、1300年の歴史がある。多くの墨人にも愛され、1917年に発表されたベストセラー小説「城の崎にて」という志賀直哉(1883-1971)の小説は、この地をたびたび訪れた作者の経験から作られたことで有名。日本海の海の幸が豊富に食べられ、特に冬場の蟹が有名。
城崎といえば、外湯めぐりが有名。7つの外湯がある。駅舎温泉「さとの湯」。歌舞伎座を思わせる建物で町の中央に位し、名実共に城崎温泉の象徴といってもよい「一の湯」。13世紀に後堀河天皇の御姉 安嘉門院が入湯されたといわれる「御所の湯」。道智上人により開湯されたといわれる「まんだら湯」。江戸時代(1603-1867)に農民の憩いの場であった「地蔵湯」。城崎で最初(629年)に発見されたといわれ、町の奥深く街路から離れた閑静な湯で、散策をかねた入浴に適している「鴻の湯」。別名子授かりの湯といわれる「柳湯」。すべて300円~800円の入浴料が必要だが、宿泊施設によってはチェックイン後に「外湯めぐり」の無料入浴チケットをもらえる。
10月14日(宵宮)、15日(本宮)の二日間、四所神社(ししょじんじゃ)の祭礼、城之崎だんじり祭りが行われる。だんじり(山車)が温泉街を練り歩き、だんじり同士のぶつかりあいが繰り広げられる。この日は、町の会社も学校も休み。地元民が町をあげて祭りに興奮している。豪華絢爛で勇壮なだんじり祭り。太鼓と鉦の響きが胸を躍らせ、クライマックスの三つ巴の競り合いは迫力満点。古い日本の祭りを見るなら、この日に是非訪れたい。また、早朝に見ることのできる雲海が素晴らしい来日岳等、ハイキングコースにも恵まれている。
アクセス:JR山陰本線「城崎温泉駅」
問合せ先:城崎温泉観光協会 0796-32-3663
URL: http://www.kinosaki-hotsprings.com/index.php
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