道後温泉
愛媛県の松山市にある道後温泉は歴史も古く、日本三古泉のひとつ(他に有馬温泉、白浜温泉が三古泉)と言われています。
古来より天皇を始めとした多くの皇族、貴族、文人を惹きつけた名湯です。日本を代表する有名な温泉となったのは1894年に建てられた公衆浴場・道後温泉本館が出来てからです。当時の文豪・夏目漱石(1867-1916)の小説「坊ちゃん」にも登場し、広く知られることとなりました。
木造3階建ての道後温泉本館は重要文化財にも指定され、屋上には振鷺閣〔太鼓櫓〕(しんろかく)があり、今でも朝・昼・夕に時を告げています。1階は「神の湯」、2階に「霊(たま)の湯」と「神の湯」「霊の湯」を利用した人の休憩用の広間があります。3階には「霊の湯」を利用する人の個室と夏目漱石ゆかりの「坊ちゃんの間」があり、見学もできます。
道後温泉街は道後温泉本館を中心に温泉旅館・ホテルが集まっており、温泉本館前から市内電車の道後温泉駅まで、L字型に道後商店街があります。商店街には土産物店や飲食店などが軒を連ね、L字の角のところに、温泉本館と同じ公衆浴場「椿の湯」があります。白壁土蔵風の造りは城郭式木造建築の道後温泉本館とは異なった趣を醸し出してくれます。市内電車の道後温泉駅前には、放生園(ほうじょうえん)という小公園があり、坊っちゃんからくり時計、足湯、湯釜などがあります。
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