ロボットの今、そして未来
鉄腕アトム、ガンダム、AIBO、アシモ・・・。ロボットと聞いて、皆さんは何を思い浮かべるだろうか。
今年の2月、経済産業省などの主催による、一年間で一番活躍したロボットを表彰する「今年のロボット」大賞2006の表彰が行われた。大賞をとったのは、既に何箇所かのビルで採用されているビルの無人清掃システム。ロボットがエレベータを操作し、自ら複数階を移動し清掃作業を行うというロボット。その他の受賞ロボットも実用化され、活躍している物ばかり。
その形態は様々で、「これもロボット?」という物も多かった。その代表的な物が「イカ釣りロボット」だ。一見すると、リールがクルクルと回っているだけに見えるが、れっきとしたロボットである。このように、一見「ロボット」とは見えないかもしれないが、その中にはロボット技術が多く組み込まれている。まさにロボットの時代に突入しているのだ。
「ロボット」という言葉は、チェコの戯曲家、カレル・チャペックが作品の中で、人に代わって労働する人造人間を、チェコ語で「労働」を表す言葉「ロボタ(robota)」から「ロボット(Robot)」と表したことが始まり。その後、様々な映画や物語等で「人工的に作られた生物的な物」「人間の形をした機械」のロボットが出てきた。つまり、「ロボット」は文化面から社会に浸透し、そのイメージが我々の中に刷り込まれたものかもしれない。
日本科学未来館では、未来の移動体がロボット技術によってどのように進化するのかを研究者と共に考え、誰でも簡単に操縦し様々な状況に柔軟に対応、さらに環境と共存して自由自在にどこへでもいけるロボットと操縦装置を紹介している。
これまでの機械技術では、技術にあわせて私たちが住む環境を変えてきた。しかし、未来の社会では環境に合わせ、人にも環境にも優しいシステムが望まれるようになる。そんなシステムを可能にしてくれるのがロボット技術だ。この先、ロボットの技術でどんなものが変わってゆくのか、どんな新しいものが生まれてくるのか期待したい。また、どんなものを変えてゆきたいか、どんなものを生み出したいか皆さんも考えてみてはいかがだろう。
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