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att. 文化 - 伝承のあそびとおもちゃ
att.JAPAN Issue 40, 2008年5月10日号

伝承のあそびとおもちゃ

凧・こま・めんこ・けん玉・お手玉・ビー玉・おはじき・鞠つき・竹馬・だるま落とし・かるた・花札・双六・花火・お面・竹とんぼ・羽根つき・紙風船・巻き取り・折り紙・紙相撲、等々。これらは日本で昔から遊ばれてきた遊び。もっとも、最近では、子ども同士がこういう遊びをすることも少なくなってきたが。40年くらい前までは、道路で、子供たちが豪快にこまをぶつけ合う勝負が見られたものだった。

花火のように特に技術のいらない遊びもあるが、技の習得のために練習の必要がある遊びも多い。こま回し、けん玉、お手玉といった遊びは、最初から必ずしもすぐできる訳ではなく、ある程度練習が必要。できるようになると、さらにたくさんの技があり、それらをマスターするには、それなりに練習しないといけない。友達はできるのに、自分はできない悔しさを味わうことになる。そのかわり、できた時のうれしさはひとしおなのだ。

使う道具は単純で低価格。子どもでも買える値段だから、持っていることに価値があるのでなく、どんな技ができるか、勝負に勝てるかが重要なのだ。また、子どもたちは創意工夫が豊か。単純な道具を使って、遊びのバリエーションを自分たちでどんどん増やしてもいった。だから、地域よって、遊び方のルールはいろいろある。

いったい、どのように遊んだのだろうか。今号と次号、2回にわたって、日本の昔あそびのいくつかを紹介する。

 

 こま
こまにはさまざまな形や素材がある。指でひねったり、ひもを使ったりして回して遊ぶ。鉄製の小さいベイゴマは、1920年頃から50年前くらいまで、爆発的に流行した。相手のベイゴマを弾き飛ばして最後まで残ると勝ち。回して回転する様子を見るのも面白いし、綱渡りなど回し方の技を競ったり、いろいろな遊び方ができる。
 けん玉
現在普及している、お皿が三つあるけん玉は、20世紀初期に日本で生まれたもの。けん玉は技を決めることを楽しむ遊び。1000以上もの技があると言われる。基本的な技としては、下げた玉をまっすぐ引き上げて、大皿・中皿・小皿、それぞれに乗せたり、けん先で受ける。
 ビー玉/おはじき
ビー玉は直径1cm-5cm程度のガラス製の玉。1-1.5cmくらいの、平たいものがおはじき。遊び方はいろいろだが、基本ルールは、ビー玉(おはじき)を弾いて別のビー玉(おはじき)にぶつけ、当てたビー玉(おはじき)をもらうというもの。
 めんこ
絵が描いてある、円形または長方形の厚紙のカード。互いに地面にたたきつけ、風を起こして相手のメンコを裏返しにする。ほかの遊び方もある。
 お手玉
小さな布袋に小豆などを入れて縫い合わせた玩具。幾個かを投げ上げて受けたり拾ったりして遊ぶ。特に女の子の間で好まれた。
 だるま落とし
数個の薄い円柱を重ね、その上にだるまの人形を置く。だるまを落とさないよう、横から一段ずつ小槌で抜いていく。
 紙相撲
紙で力士の姿に模したものを作り、台の上に作った土俵に立てて組ませ、台をたたき、倒れたり土俵の外に出たりしたら負け。
 
日本の伝統的な和凧は竹の骨組みに和紙を張った凧である。風の力を利用して空中に揚げる。長方形の角凧の他、六角形の六角凧、奴が手を広げたような形をしている奴凧など、各地方独特の様々な和凧がある。
 鞠つき
主として女の子のあそび。一人ずつ「鞠つき歌」にあわせて鞠をつき、フレーズの最後毎に足を鞠の上で回し、歌の最後に股の間をくぐらせ、後ろ手で、お尻のあたりで、鞠つき歌が終わるのに会わせてキャッチして完了。
 竹馬
2本の竹ざおにそれぞれ適当の高さに板をつけ、片方ずつ足を乗せ、さおの上の部分を持って歩く。板の取り付け位置が高いほどバランスが取りにくくなるため、段階をおってステップアップする練習が必要。
 双六
サイコロを振って、出た目に従って升目にある駒を進めて上がりに近づけるボードゲーム。

 



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