アニメスポット
日本には数多くのアニメスポットがある。
まずは首都・東京の注目スポットから紹介していこう。
未来のヒットメーカーをめざす若きクリエーターに訪れてほしいのは、練馬区大泉にある「東映アニメーションギャラリー」。「東映アニメーション」とは『ドラゴンボール』や『美少女戦士セーラームーン』『ワンピース』など数々の名作を生み出した日本初の本格的なアニメスタジオ。現在でもこのスタジオからは年間250本を越えるアニメが世に送り出されている。そんな歴史あるスタジオの一角にあるギャラリーには、日本のアニメ史を彩ってきた貴重な資料が数多く展示されている。
杉並区上荻にある「杉並アニメーションミュージアム」は、日本のアニメ全体を体系づけて学び、体験し、理解しながら楽しむことができる日本初の施設。アフレコやアニメ制作の過程を体験できる参加型展示もありアニメ作りの楽しさを実感できる。
この杉並区は通称「アニメのまち」。日本全国にある約430のアニメスタジオのうち、70以上ものスタジオが杉並区に集中しているのだ。『機動戦士ガンダム』を制作した「サンライズ」も杉並区にあり、昨年は西武新宿線上井草駅前にガンダムの記念オブジェが誕生。この街の新たな名物となっている。
アニメファンのメッカといえば、秋葉原。アニメグッズを購入するにはこの街が最適だ。代表的なアニメスポットは「東京アニメセンター」。ここは新作アニメの上映や企画展、声優のトークショーなどアニメに関するイベントやラジオの公開録音が行われている人気施設。アニメショップやシアターホールもあり、アフレコ体験もできる。アニメ情報以外にもマップなどが置かれ、ちょっとマニアックで奥の深い秋葉原の観光案内所的な機能も果たしている。
アニメソングを歌い人にはカラオケボックス「カラオケパセラ」がおすすめ。中でも秋葉原店は、アニメやマンガのシーンをイメージしたコンセプトルームや遊び心たっぷりのメニューが特徴。好きなアニメソングを歌って日本のアニメを満喫してほしい。
秋葉原と並んでアニメファンに人気の街は、中野。JR中野駅の駅前にある商店街「中野ブロードウェイ」には、マンガ専門店の「まんだらけ」をはじめとして、アニメのセル画やグッズ、フィギュアなどを販売する小さな店が数多く並んでいる。
東京以外にもアニメスポットは日本全国に存在している。
兵庫県宝塚市にある「宝塚市立手塚治虫記念館」は“マンガの神様”と呼ばれた故・手塚治虫の記念館。この地で育った手塚の肉筆原稿や初版本を含む558冊の単行本が展示され、アニメ工房では自分の描いた絵でアニメ作りの初歩を体験できる。手塚治虫生誕80周年の今年は、手塚の代表作であり日本初のテレビアニメでもある『鉄腕アトム』がハリウッドでCGアニメ映画化。また日本でも異色作『MW』が実写映画化。再び大きな注目が集まっている“マンガの神様”の足跡をたどるには最適の施設だろう。
日本屈指の人気観光地・京都にある「京都国際マンガミュージアム」は、京都市と京都精華大学による日本初のマンガ博物館・図書館。日本のマンガから海外のマンガまで、この図書館に保存されているマンガ資料はなんと約30万点。アニメに関する資料やキャラクターグッズも収集されている。様々なイベントやセミナーも催され、昨年は「第9回国際マンガサミット京都大会」を開催。国内外から多くの人々が訪れ、話題を呼んだ。
鳥取県境港市には、国民的人気アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』の作者を記念して作られた『水木しげる記念館』がある。「鬼太郎駅」とも呼ばれるJR境港駅からこの施設までの道には鬼太郎をはじめとする133体の妖怪のブロンズ像が飾られ、妖怪を祀った「妖怪神社」もある。日本独特の文化「妖怪」に興味がある人はぜひとも訪れてほしい。中国語、韓国語、英語、ロシア語の無料音声ガイド有。
2009年は名作アニメ『サイボーグ009』の記念イヤー。その作者である故・石ノ森章太郎の故郷・宮城県にも注目が集まっている。石ノ森は『サイボーグ009』や『仮面ライダー』など日本を代表するヒーローコミックを数多く生み出した伝説的な漫画家。登米市にある「石ノ森章太郎ふるさと記念館」は、石森の生家の近くにある記念館。石巻市にある「石ノ森萬画館」はマンガ文化の発信基地として様々な展示やイベントを行っているマンガ・ミュージアムだ。
また博物館や記念館だけではなく、アニメに登場した実在の場所を訪れる「聖地巡礼」と呼ばれる観光旅行が日本のアニメファンの間では大ブームになっている。
『らき☆すた』の舞台となった埼玉県鷲宮町の鷲宮神社は、アニメファンが殺到して昨年の初詣の参拝客が17万人も増加。町をあげてのイベント開催にまで発展した。
『ひぐらしのなく頃に』の舞台のモデルとなった岐阜県大野郡白川村の白川八幡神社や、『かみちゅ!』に登場する来福神社のモデルとなった広島県尾道市の「艮神社」と「御袖天満宮」、『おねがいツインズ』に登場する長野県諏訪市の上諏訪神社、『紅』に登場する丸宝神社のモデルとなった東京都新宿区の「皆中稲荷神社」など、アニメファンは日本各地の神社へと巡礼の旅に出かけているのだ。
08年に放送された高校生の青春アニメ『true tears』の舞台となった富山県南砺市城端も一躍話題に。アニメの中で写実的に描かれた静かな地方都市を一目見ようとアニメファンが次々に訪問。城端ブームが巻き起こり、新たな聖地として注目を集めている。
このようにお気に入りのアニメの舞台となった神社や街を訪れる旅もおすすめである。
アニメスペシャル 目次
東京国際アニメフェア2009
アニメナウ2009
声優
アニメスポット
三鷹の森ジブリ美術館
アニメの学校
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