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沖縄 (ATT.JAPAN ISSUE 27)

沖縄
初めての沖縄は見るものすべてが未体験。日本本土とは異なる独自の文化や歴史を持つ沖縄。リゾートホテル、ビーチ、マリンスポーツ、ショッピング、美味しい沖縄料理と民謡酒場。琉球王国のかつての栄華をしのび、世界遺産めぐり。美しい海とさんご礁、豊かな自然が残る離島の島々。それこそ1週間あっても足らない。ファースト沖縄として、旅のエッセンスをお届けしよう。
概要
ロケーション
沖縄県は日本の最南端に位置し、九州と台湾のほぼ中間、約160の島々からなる。日本で唯一、県全域が亜熱帯海洋性気候に属し、年平均気温は那覇市で摂氏22.7度。夏が長く、冬も暖かい。サンゴ礁に囲まれた海と、独特の植生をもった森が特徴。5月~10月は、海水浴を楽しめる。日本列島のはるか南にあるため、独自の道を歩み、かつては琉球王朝という1つの独立した国家だった。その後、明治政府のもとで沖縄県となり、さらに第二次世界大戦後、アメリカの統治下に置かれ、1972年、再び日本国に復帰した。県庁所在地は那覇市。沖縄の全人口のうち、半数以上が那覇市を中心とする沖縄本島中南部に集中している。

アクセス
日本本土から沖縄本島へは空路が主な手段。国内各地から那覇空港への直行便、便数は少ないが離島と本土を結ぶ直行便が運航。沖縄本島から県内各離島へは空路か海路。那覇−宮古便(所要時間45分)、那覇−石垣便(所要時間55分)は、それぞれ1日に7〜11便が運航(季節によって変動あり)。那覇空港から海外への国際線は、韓国・台北・上海・マニラ等へ運航。

文化
沖縄は、12世紀頃から中国や日本、朝鮮、東南アジアの国々と交易し、風土に合わせた独自の文化を築いていきた。そのひとつが、琉球王朝の王城であった首里城。日本様式と中国様式の流れを汲んだ首里城は、沖縄文化を代表する建造物。紅型や琉球絣、芭蕉布などの染織物、壺屋焼や琉球漆器なども、琉球王朝時代に生まれたものだ。音楽をはじめ、食文化、衣料品や車社会など、本土復帰までの27年間のアメリカ統治によりアメリカの影響も強く見られる。

各地域の特徴
沖縄本島中部
アメリカの影響を強く受け、アメリカと沖縄の文化が交じり合っている地域。米軍基地の影響も強く、沖縄市はその中心地。週末の夜はライブハウスが競いあう音楽の街になる。北谷町は返還された米軍基地の跡地で、再開発されたところ。巨大な観覧車が目印の「アメリカンビレッジ」がある。世界遺産の「勝連城跡」、「座喜味城跡」、「中城城跡」もある。闘牛も盛ん。「沖縄全島エイサーまつり」はここで毎年開催。

沖縄本島南部
高い山はなく、なだらかな丘陵地帯が続き、サトウキビや野菜、花栽培などが盛ん。沖縄戦末期に、日本兵や住民が数多く犠牲になった地域でもある。20万人以上にのぼる戦没者の慰霊のための沖縄戦跡国定公園がある。平和祈念公園には、「平和祈念資料館」、国籍を超え沖縄戦で犠牲になった人々の名前を刻んだ「平和の礎」ある。

沖縄本島北部
山原と呼ばれ、緑深い山々が連なる地域。森から流れだす川の河口には、マングローブ林が生い茂り、その先にはサンゴ礁の海が広がる。1981年に新種として確認されたヤンバルクイナ(国指定天然記念物)は、日本で約60年ぶりに発見された新種の鳥。ほかにも、地球上でこの森だけに生息する動物が数多くいる。
本部町には国営沖縄記念公園海洋博公園があり、「沖縄美ら海水族館」がある。恩納村には県内屈指のリゾートホテルが立ち並び、名護市には沖縄サミットが行われた「万国津梁館」がある。

八重山諸島
沖縄本島から南西へ450km離れた八重山諸島は石垣島が中心。石垣島は沖縄で3番目に大きな島で、きれいなサンゴ礁の海で有名。2番目に大きな島・西表島は亜熱帯の原生林に覆われ、国の特別天然記念物であるイリオモテヤマネコや、稀少な野生生物が生息し、エコツアーのメッカとなっている。竹富島には、石垣と赤瓦屋根、サンゴの砂でできた白い道など、沖縄の昔の風景を彷彿とさせる集落がある。波照間島は日本最南端の碑があり、夏場には南十字星が肉眼でも観察できる。日本最西端の与那国島では、晴れた日には対岸に台湾の島影が望める。

宮古島諸島
沖縄本島から南西に約300kmに位置する宮古島を中心とした島々。どの島も平坦で、高い山はない。変化に富んだ海岸線と真っ白な砂浜、サンゴ礁の水中景観など豊かな自然に恵まれ、美しいビーチは、マリンスポーツの絶好のポイント。毎年4月の全日本トライアスロン宮古島大会は、日本国内だけでなく海外からも多くの人々が参加する。優れたダイビングポイントも多い。

沖縄周辺離島
本島周辺にも独自の魅力を持った離島が点在。

観光のポイント
ビーチとマリンレジャー
沖縄の海は、外海の荒波をせき止めるサンゴ礁が発達しているため、比較的遠浅で、砂浜がひろがる穏やかなビーチが多い。このためシュノーケリングでサンゴや魚を観察することもできる。
マリンレジャーで人気が高いのはダイビング。沖縄の海では1年中潜れる。世界で約800種あるといわれるサンゴのうち約200種が沖縄で確認されている。そのほか、空から海を体感できる「パラセーリング」や、海上洞窟探検ができる「シーカヤック」など、各種マリンレジャーが楽しめる。

世界遺産
グスクは12世紀頃から造られはじめた。農村集落に権力者があらわれ、互いに勢力を競い合い、沖縄本島は三山(北山、中山、南山)の勢力に次第に集約され、1429年に、尚巴志が、三山を統一し第一尚氏王統を築く。首里城が拠点。再建された正殿は中国の宮殿建築と日本の建築様式の要素が見られる。中城は、1853年ペリーが来航した際立ち寄った。今帰仁城の長く連なる石垣は当時を偲ばせる。2000年には、代表的ないくつかのグスクと、それに関連する遺跡が「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産に登録された。

民謡と琉球舞踊
民謡は祝事や行事の際には今でも欠かすことができない。実際に聴くには、民謡酒場を訪ねるのがいちばん。生で本格的な民謡を聴くことができる。地元客も多く、じっと聞くというよりは、一緒に歌ったり、踊ったりして盛り上がる。
琉球舞踊は三線と歌が中心の古典音楽に合わせ、振付けがされた舞踊。踊り手たちの艶やかな衣装やきらびやかな装飾品も、優美華麗な王朝文化を偲ばせる。

テーマパーク
本部町の「沖縄美ら海水族館」ではジンベエザメやマンタが巨大な水槽の中を悠然と泳ぎ回る。読谷村の「むら咲むら」は18の工房と55の工芸体験アトラクションがある体験型テーマパーク。恩納村の「琉球村」では、昔の沖縄そのままの年中行事を行なっていて、エイサーの鑑賞もできる。南城市の「おきなわワールド」は、琉球王国の城下町をテーマに、沖縄の文化を網羅した総合テーマパーク。日本第2位の長さを誇る鍾乳洞、「玉泉洞」は幻想的。「ビオスの丘」ではのんびりと沖縄の森の中でくつろごう。1年中らんが見られる。国営沖縄記念公園内の「熱帯ドリームセンター」や、「東南植物楽園」、「ネオパークオキナワ」などでは沖縄の自然を体験できる。

ゴルフ
近年、沖縄出身の若いプロゴルファーが活躍している。沖縄のゴルフ場の醍醐味は大自然。沖縄の海を見晴らす絶景のコースや、亜熱帯の森林を背景にしたコース、海越えコースなど、ゴルフを目的に沖縄を訪れる人も多い。約40ヶ所のゴルフ場がある。

ショッピング
工芸品
やきものの工房が集積する産地が2ヶ所ある。壺屋は、琉球王朝の時代から沖縄を代表する産地で約20の工房がある。皿や碗、コーヒーカップなどの食器、壺やシーサー像が作られる。見学できる工房や、体験で焼物作りができるところもある。読谷村の「やちむんの里」には約40の工房がある。
琉球ガラスは、ほかの伝統工芸品に比べると歴史は浅い。駐留米軍人が持ち込んだ清涼飲料水やビールなどの廃瓶を原料として利用。ポッテリとした厚みがあり、気泡やヒビなどが入りやすく透明感や繊細さには欠けるが、ほかのガラス製品にはない素朴な色や質感が魅力。廃瓶だけではなく新しい原料も使うようになったが、素朴で温かみのある琉球ガラスの特徴は受け継がれている。

代表的な沖縄産物
沖縄の染織物をデザインに取り入れたかりゆしウェアや、沖縄の植物を原料に使った化粧品。沖縄料理に欠かせないポーク缶や、スープ缶、チョコレートなどの輸入品。サーターアンダーギー。ちんすこうなどがお土産品として有名。国際通りは約1.6kmの那覇のメインストリート。銀行やホテル、デパート、雑貨や洋服店、飲食店、旅行社、土産品店が立ち並ぶ。

ブランドショッピング
おもろまちに2005年春にオープンした特定免税店「DFS沖縄」では、国内線の航空チケットがあれば海外ブランド商品を免税価格で購入することができる。豊見城市の「沖縄アウトレットモール あしびなー」には日本初上陸の有名ブランドを含め約70の人気ブランドが勢ぞろい。憧れの高級ブランドがアウトレットならではのリーズナブルな価格で買える。


沖縄料理
スローフードの意識が高まり、伝統的な沖縄料理が見直されている。日常の食事で心身を健やかに保つものを食す、医食同源の料理といわれる。
沖縄そばのポイントは麺、だし、具。だしは基本的に、豚、鶏、カツオ、昆布。一般的な具は、豚肉、カマボコ、小口切りのネギ、紅ショウガ。泡盛は古くから作られている酒。ウィスキーや焼酎と同じ蒸留酒。現在では銘柄も多く、口当たりのいい製品が作られている。そのほか、島豆腐、ゴーヤーチャンプル、など沖縄独自の食べ物がある。

牧志公設市場
終戦後、ちいさな闇市からはじまって発展。約400の店舗が軒をつらね、売り手たちの威勢のいい声が飛びかう。原色の魚がならぶ鮮魚コーナーやかたまりのままの豚肉や豚足、骨付き肉やチラガー(豚の顔の皮)など、豚肉のあらゆる部位が売られている精肉コーナー。2階の食堂街では沖縄の家庭料理が安く食べられる。調理料金をはらえば、1階で買った食材を料理してくれる店もある。市場を歩けば沖縄の文化や歴史も垣間見れる。

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